2015年03月12日
ピケティと孔子(儒教)と時の権力者、竹中平蔵新自由主義と宇沢先生
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ピケティと孔子(儒教)と時の権力者、竹中平蔵新自由主義と宇沢先生
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日刊ゲンダイ|世界的経済学者・宇沢弘文氏が蛇蝎の如く嫌った「新自由主義」 http://t.co/0p6zYZpNPl
2014年9月28日の記事です。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153687
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早◯、、、こんな素晴らしい道徳的な人、経済学者がいたのか。なぜ、こんな人の意見にマスコミは真剣に耳を傾けなかったのか???愚かなマスコミ。ほんとに残念です。
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儒教の孔子、
前にも書いたが、
あまり詳しくないのですが、
孔子が、自分の国で道徳が行われず、弟子達と、
隣の国に大臣として迎えてくれるか、訪問した時の話。
隣の国の王は、有名な孔子を大臣にするか、思案し、試す意味でも、ある一つのことを相談した。
それは、
「この国では、近年、天候が悪く飢饉のため国民が苦しんでいる。こんな時は、先生ならどうしますか?」と、王は孔子に尋ねた。
孔子は、こう答えた。
「金持ちの諸侯や王様自身の貯蓄食材やお金を徴収し、国民に分け与えることです。」
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隣国の王様は、それはいい案だ、側近達に相談してみようと、言った、、、が、
側近達は、なんやかんや理屈をつけ、隣の有名人はこの国には合わないとか、隣の国のスパイだとか、我々のやり方には合わないとか、なんやかんや。
王様は、側近達の意見を重視し、孔子には、客として礼は尽くしたが、大臣として雇うことはしなかった。
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これは、紀元前550頃の孔子の話です。(2565年も前)
こんなに、昔から、
金持ち達は、欲の塊で、分け与えることを嫌がり、飢饉で苦しむ国民を見殺しにしていたのです。
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なんやかんやと、理屈をつけて、孔子の意見に反対した側近達は、結局、自分たちの保身であり、自分たちの財産を守ることしか考えなかった。利己主義者達だった。
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道徳が、権力者が利用し、『秩序』の名のもと、人々を押さえつける道具にされていたことも事実かもしれない。
でも、孔子の教えは、このように、弱者を、強者からの分け与えで助けようという、思いやり(恕)の教えだった。
それを、後の人が、封建制度に利用した。
そのように、私は理解している。
だから、本当の道徳は、思いやりを軸とする幸福の知恵であり、思いやりを軸とする政治の知恵である、そう、私は主張するものであります。
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現代、経済学者ピケティさんは、放置したまま自由競争にまかせると、現実として所得格差は広がり続けると、データで証明しました。
だから、民主主義で選んだ政治家は、その修正をする義務が有るのではないだろうか。
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新自由主義には、二つの意味があるらしい。
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一つは、自由競争に政治で修正し、所得の再分配をしようという主義で、フランスの経済学者のピケティさんは新自由主義と言われるが、こちらの意味の方では無いだろうかと思う。
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もう一つの意味は、竹中平蔵グループが唱える考えで、上の新自由主義と、全く意味が違う、市場経済重視の弱肉強食型
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はてなキーワードでは、
http://d.hatena.ne.jp/keyword/新自由主義
従来の自由主義が信条や表現の自由などを重視し、いわゆる「国家による強制からの自由」を強調するのに対し、新自由主義はそのような精神的自由にはあまり関心を持たず、経済的自由競争を重視し、ときに、それを絶対視するからである(市場至上主義)。そこから、社会福祉や教育など従来公共部門が担ってきたものを民間へと移し、「小さな政府」を作り、民活による効率やサービスの向上を主張することになる。市場は弱肉強食の世界なので、新自由主義によって強者と弱者への二極分解が進み、また、「効率やサービス向上」のかけ声の下で安全が軽視されることにもなる、、、略
と、書いています。
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・従来の昔の新自由主義、、、
大きな政府が、社会福祉や公共事業など主導し、自由主義を修正し、所得の再配分、再分配を行う
・日本で使われている新自由主義、、、代表竹中平蔵、
小さな政府が、全て民間に任せ、自由競争に任せる。弱肉強食になり、所得格差の拡大に政府は無関係を表明する。
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上記のように、二つの新自由主義の意味は、全く反対のように見えます。私には。
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日本で、小泉内閣で郵政民営化を推し進めたように、竹中平蔵さんのグループが日本型新自由主義です。
そして、彼らは認めないかもしれないが、
明らかに、現実として、
小泉内閣の後、格差拡大が爆発的に起こった、、、
そして、民主党政権は、労組などをバックに、新自由主義と違う政策だったが、下手くそな経済政策で、新自由主義を否定しきれず、経済活発化できないまま安倍政権へとつながる。
そして、安倍政権は、再び、新自由主義の政府へと舵をとる。格差が拡大して行く。
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日刊ゲンダイ|世界的経済学者・宇沢弘文氏が蛇蝎の如く嫌った「新自由主義」 http://t.co/0p6zYZpNPl
2014年9月28日の記事
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153687
の中で、宇沢先生の竹中平蔵批判、新自由主義批判の話が出ています。竹中平蔵以外にも、市場優先の他の学者を批判した宇沢先生。このような道徳的で尊敬できる経済学者が日本にもいたことを感謝するが、すでにお亡くなりになっているとのこと。残念です。
弱者を切り捨てる安倍政権の本性を、早く国民に気づいて欲しい、そう願うものです。
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孔子は、こう答えた。
「金持ちの諸侯や王様自身の貯蓄食材やお金を徴収し、国民に分け与えることです。」
ピケティさんは、こう主張している。
「お金持ちの資産に税金をかけて、社会福祉などの政治に利用すべきだ。累進課税をもっと進めるべきだ。」
世間の不道徳な欲のかたまり達は、こう言っています。
「ピケティの方法は、日本には合わない」「ピケティの方法は、(金持ちの)市場のやる気を失わせて不景気になる」
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さて、別の記事で、書きましたが、どの記事かは忘れましたが、共産党の人が、こんなことを言っていました。
「アメリカで、最低賃金を引き上げたら、景気の上昇に役立ったことがあります。これは、実際にあったことです。所得の格差を広げることは、景気の向上に役立たない、所得の格差を減らすことが景気の向上に役立つ」と。
最低賃金が人としての生活ができる額よりも少ないこの日本、その最低賃金ギリギリもしくは、最低賃金以下で雇う企業は、道徳的に、問題あり。
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格差を広げる政策は、
あの孔子が隣の国で出会った隣国王の側近達の政策と同じで、お金持ち達の利己主義、国民達を助けない政策、
弱者を切り捨てる政策。
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図については
http://hayamarukouhuku.osakazine.net/e542015.html
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過去記事『道徳、子供達への道徳教育、大人へは?まとめ、目次的。新学習指導要領』
http://hayamarukouhuku.osakazine.net/e567121.html
『このブログ内のトマ・ピケティさん『21世紀の資本』記事の超短くまとめ』
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